アンリ大公殿下、ベッテル副首相及びバックス大臣が大阪・関西万博におけるルクセンブルクデーに出席

大阪・関西万博のルクセンブルク・ナショナルデーに際し、アンリ大公殿下、グザヴィエ・ベッテル副首相兼外務・対外通商大臣兼開発協力・人道問題担当大臣、及びユリコ・バッケス防衛相兼交通・公共事業相兼ジェンダー平等・多様性大臣が訪日し、公式行事に参加しました。訪問団には、ルクセンブルク商工会議所を率いる大勢の経済使節団が同行しました。

2025年大阪・関西万博期間中、参加各国はそれぞれの「ナショナルデー」に、公式行事や文化イベントを通じて紹介されます。5月30日、ルクセンブルク・ナショナルデーは、アンリ大公殿下による大阪・関西万博芳名帳への記帳で始まり、ベッテル副首相とバッケス大臣とともに伝統的な茶道を体験しました。その後、ナショナルデーホールで開催された公式式典では、国旗の掲揚、国歌の演奏、大公殿下の演説が行われました。午後は、2025年大阪万博の総合コミッショナーである羽田浩二大使、および松原忠弘ルクセンブルク駐日大使が立ち会いのもと、ルクセンブルクパビリオン、日本パビリオンの公式訪問が行われました。

ルクセンブルクパビリオンは、ルクセンブルクの建築事務所STDMが循環性を基準として計画しました。「解体可能」に設計されており、万博終了後に解体され、建築材料は再利用されます。パビリオンの展示は、「Doki Doki – ときめくルクセンブルク」というテーマを中心に、訪問者に没入感あふれる感動的な体験を届けることを目指しています。4つの異なる「章」で構成され、第1章ではルクセンブルク住民の多様性を紹介、第2章では国のイノベーション精神を表現し、第3章では没入型プロジェクションを通じてルクセンブルクの風景が体感でき、最後に「Häffchen」という親しみやすいグルメスペースで交流と親睦を深めることができます。今回の万博は、ルクセンブルクとして25回目の参加となります

ルクセンブルク・ナショナルデーの式典において、ベッテル副首相は次のように述べました。「大公殿下およびバッケス大臣とともに、大阪でナショナルデーを祝うことができ、大変光栄です。両国は深い友好関係で結ばれており、2027年には外交関係樹立100周年を迎えます。2025年万博は、150カ国以上が参加する世界的な大イベントであり、日本のメディア『日経MJ』の調査で、当国のパビリオンがトップ3にランクインしたことを誇りに思います。パビリオンは、ルクセンブルクの多様性を見事に体現しています: ルクセンブルクホテル・ツーリズム学校(EHTL)が提供する当国の食文化、革新精神、さらには国際的パートナーとしての信頼性と開放性です。人々や国家間の距離を縮め、信頼関係を築くことが今まで以上に重要になっています。大阪万博での当国の参加は、国際協力を強化するという我々共通の決意の証です。」

バッケス大臣は次のように述べています。「2025年大阪・関西万博のルクセンブルクパビリオンは、単なるショーケースではありません。持続可能なイノベーションと循環型経済への我々の取り組みを具現化したものです。先見的な建築と没入型の演出を通じて、ルクセンブルクは、世界に向けて開かれた、未来志向で、持続可能な開発という価値観に真摯にコミットする国としての地位を示しています。特に、パビリオンの建設に携わったルクセンブルク公共建築局に感謝申し上げます。」

式典の傍ら、両閣僚は会場を訪れた多くの日本企業代表者と懇談しました。また、ルクセンブルクパビリオンの主要パートナーであるルクセンブルク商工会議所は、多分野にわたる大規模な経済使節団を率いて大阪を訪問し、日本をはじめとする国際的なパートナーとの経済関係を強化するルクセンブルクの決意を強調しました。7月にも、宇宙、新技術、医療分野における2つの経済ミッションが計画されています。

一日の締めくくりには、日本在中等、大阪を訪れたルクセンブルク人が一堂に会する「オープンハウス」形式のレセプションが開催され、最後に、ルクセンブルクを代表する有名アーティスト、Francesco Tristano、Pascal Schumacher、ダンサーJill Crovisierと藤井舞香のコラボレーションによるパフォーマンス「Echoes of Tomorrow」で幕を閉じました。

ルクセンブルク・ナショナルデーの前日には、ルクセンブルク大公殿下ご臨席のもと、経済界や 行政機関の代表者、ルクセンブルク関係者が出席したレセプションが開催され、ルクセンブルクと日本の協力関係を強調する祝辞が繰り広げられました。

ルクセンブルク交通・公共事業省/防衛局/外務省によるプレスリリース